ドメーヌ アントワーヌ マルワー
アントワーヌ マロワはペイドージュの中心部に位置するカンブルメールでりんごを栽培し、シードルを造っています。このノルマンディーのピュアなりんご果汁については、彼がとても幼い頃から慣れ親しんできました。彼はシャンパーニュ地方やローヌの有名ワイナリー「シャプティエ」といったワインの世界で10年間の経験を積んだ後、彼の親族である祖父母の財産を引き継ぎました。これらの経験より、彼は原料の重要性をとりわけ保持しました。この果樹園では、15~20種類のりんご品種があり、すべてこの土地で栽培されています。いくつかは固有品種で、ビネ ルージュ、ランボー、サンマルタン、カラード等があります。これらは単一品種ごとの作用やブレンドに応じて、それぞれのキュヴェに多様性をもたらします。 「シードルの品質はワインと同様に、テロワール、気候、土壌、地層、固有の酵母菌、人間のノウハウのいかんにかかっています。」 生産行程では、各段階ごとに細心の注意を払って行います。2回または3回に分けて手作業による収穫を行い、木製のパロックスの中で数週間の熟成、発酵、空気圧搾機による圧搾、高度な滓引き、ゆっくりと時間をかけた瓶内二次発酵。最終的には他の農家にはない、きめ細やかで繊細な泡と複雑なアロマを得る事ができます。 イメージとしては、これらのモダンなエチケットはぺナ(ペティヤン ナチュールの略)を連想させます。このようなペティヤン ナチュール(自然微発泡のワイン)は、シャンパンほどもったいぶらず、クレマンよりは格好よくキメてくれます。これらのシードルはパリの5つ星ホテル「ジョルジュ サンク」とミシュラン三ツ星レストラン「アルページュ」で入手可能です。