ドメーヌ マチュー ブシェ
1990年、マチューとシルヴァ二ー ブッシェはAOCソミュールの中心にある6ヘクタールの家族が所有するブドウ畑を引き継ぐことを決めました。 このドメーヌは、1962年にマチューの父であるフランソワ ブッシェ(フランスのビオディナミ農法の偉大なる先駆者の一人)によって創立されて以来、ビオディナミ農法に携わってきたという特徴があります。 フランソワ ブッシェはフランス本土でビオディナミ農法の原則を初めて取り入れた生産者の一人であり、クロ ド セラン、DRC、ルロワ、ルフレーブなどといった名だたる生産者達が彼に賛同し、その指導のもと、ビオディナミ農法へと転換していきました。 マチューとシルヴァニーはドメーヌの家族のエスプリを守っていく方針で、ビオディナミ農法でワイン造りを続けることを選択しました。自然と動物に囲まれ、守られた環境の中で季節のリズムに合わせて生きるという幸福の中で、自然と調和し、このワインを味わう人々の喜びのためにワイン造りをします。 粘土石灰岩質の土壌に植えられたブドウ木は非常に古い樹齢で、そのため収量は非常に少ないです(約22hl/h)。収穫はもちろんのこと手作業で行われ、ワインはロワールのお城たちを築いた、テューフォーと呼ばれる石灰岩で構築された地下貯蔵庫の中で、いくつかの木樽によって長期熟成されます。 ワイン醸造は不干渉主義で、可能な限り、最も自然な方法でブドウたちの進化に寄り添うことを目的としております。ワインは清澄剤不使用、無濾過で亜硫酸塩はほんの微量使用しています。 このドメーヌはAOCソミュールに位置しますが、マチューとシルヴァニー ブッシェは、AOCの規制から解き放たれ、自由、純潔さ、独創性を大切にしています。 結果は驚くほど感動的で、多くの感情が引き起こされ、本格的で奥深さのある、比類のないワインを提供します。